突然ですが、股関節の柔軟性に自信はありますか?
この記事を読んでいるということは、きっと股関節が硬いのが気になっている人、または、股関節をやわらかくしたいと思っている人ではないでしょうか?
私も、股関節(だけではありませんが……)の硬さには定評のある三十代主婦です。
今日は、体の硬さでお悩みのあなたに、特に股関節をやわらかくすることで得られるメリットや、日常生活の中でできる股関節のストレッチをご紹介します。
もくじ
股関節を柔らかくするメリット
そもそも股関節が硬くても別に大して困らないのでは……?と思っていませんか?実は最近まで、私もそう思っていました。
ですが、実は股関節が柔らかくなると、「動きやすい」以外にもたくさんのメリットがあることを知ったのです……!
リンパの流れがよくなる

股関節周辺にはリンパが集中しています。つまり、股関節の周辺(そけい部)には老廃物が溜まりがちなのです。
股関節が硬いとリンパや血液の流れが悪くなり、この老廃物がうまく排出されずに留まってしまいます。これによりむくみや体が疲れやすくなるのです。
逆に股関節を柔らかくすることで、リンパの流れはスムーズになります。リンパが流れると老廃物が体の外に排出しやすくなるので、代謝が上がり痩せやすく、むくみにくい体に変えていくことができます。
頭痛や肩こり、冷えを軽減してくれる

股関節の動きは上半身と関係ないのでは?という疑問がわきますが、股関節を柔らかくすることで全身の血流がよくなります。
全身の血の巡りがよくなることで、脳に酸素がいきわたり、頭痛や肩、背中のこり、さらには冷え性も軽減してくれるという仕組みです。
改めて、体は全て繋がっているんだと感じることができますよね。
美肌やアンチエイジング効果もある

股関節は体の中で一番大きな関節で色々な方向に動かすことができますが、常に重たい体を支えなければならないため、緊張しやすく、同じ姿勢を続けていると簡単に固まってしまいます。
しかし、この大きな股関節を柔らかくほぐすことで、細胞の新陳代謝を促すホルモンが活発に分泌されて、結果的に肌の調子が整ったり若返りの効果も期待できます。
股関節は、体の中でまさに「要(かなめ)」となる関節なので、柔らかくすることによる効果も大きいのです。
テレビを見ながらできる股関節ストレッチ
テレビを見ているとき、ただぼーっと見ているのはもったいない!股関節のストレッチをしながら見れば、いつの間にか体もポカポカ、足のむくみが軽減するのを実感することができます。

テレビを見ながら股関節ストレッチのやり方
- 床に座骨をしっかりつけて座る
- 両手でつま先をつかんで、股関節にできるだけ引き寄せる
- 浮いた膝を痛くない程度に上下にバウンドさせる
- CMに入ったらつま先をつかんだまま、体を前に倒して体重をかける
- テレビを見ている間、2〜4をくり返す
寝ながらできる股関節ストレッチ
ベッドに入ってからの寝る前の時間も、実は股関節を柔らかくするチャンスタイムです。
体がリラックスした状態だとストレッチの効果が出やすく、寝る前に老廃物と血流を流れやすくすることでぐっすり眠れる安眠効果も期待できます。

寝ながらできる股関節ストレッチのやり方
- あおむけに寝て、両膝を立てる
- 片方の膝を手で抱えて、胸にゆっくり近づける
- 膝を引き寄せながら、ゆっくり呼吸を5回くり返す
- つかんだ膝を体の横に開いて、床(ベッド)に近づける
- ゆっくり呼吸を5回くり返す
- 足を入れ替え、2〜5をくり返す
- 足を伸ばしてベッドに脱力し、血液の流れがよくなったのを感じる
- かかとを股関節に引き寄せて足でひし形を作る
- 2〜8を、体調に合わせて3〜5セットくり返す
股関節が柔らかくなればメリットたくさん!
今日は、股関節を柔らかくするメリットと簡単にできるストレッチを二種類ご紹介しました。
どちらのストレッチも簡単にできる上にとても気持ちがよく、終わった後は明らかに血行がよくなっているのを感じることができますよ。
寒い冬は体もこわばって固まりがちですが、股関節をほぐして老廃物を排出し、ポカポカでしなやかな体をキープしましょう!

30台半ば、2児のママ。産後についたお肉が戻らなくて奮闘中。仕事は座りっぱなしで常に運動不足。
万年ダイエッターで、ホットヨガやパーソナルトレーニング、スポーツジム、あらゆる運動に挑戦してはリバウンドを繰り返しています。
基本的に他力本願なので、今はApple Watchに運動習慣をサポートしてもらおうと画策中。