「今まであまり気にならなかったのに、年を重ねるごとにお腹がぽっこりしてきた」「出産してから、お腹周りが元に戻らない」

スタイルを気にする人にとって、体の部位で言えば「お腹周り」が一番気になるところではないでしょうか。しかも、一回ついてしまうと、なかなか落ちない厄介者!

今回は、お腹の脂肪を落とすために効果的な運動をご紹介します。

お腹に脂肪がつく原因

骨がないので、もともとつきやすい

頭や胸部と違い、お腹のまわりには骨がありません。そのため、腹部にある内臓は、「脂肪」によって外部の衝撃から守られています。残念ながら、体のつくりがそもそもの脂肪がつきやすい構造になっているのですね。

加齢による代謝の低下

ちょっと前までは、これくらい食べても体形は変わらなかったのに!と思ったことがある人も多いのでは?

代謝は、加齢とともに悪くなっていくもの。消費するエネルギーよりも摂取する方が多いと、カロリー過多になってしまいます。自分の体と相談しながら、食べる量を調整してくださいね。

お腹の脂肪を落とすには?

お腹に脂肪がつきやすい原因がわかったところで、ここからはいよいよ、どうすればお腹の脂肪を落とせるのか、その方法をご紹介いたします。

食事制限よりも、運動をしよう

まずは食事を抜く!減らす!という人もいるかもしれませんが、あまりおすすめできません。多少減らすくらいなら大丈夫ですが、炭水化物をとらないと便秘の原因になってしまいますし、栄養バランスをきちんと考えてとるようにしましょう。

有酸素運動と無酸素運動の両方を取り込もう

お腹の脂肪を落とすために有効な運動としては、酸素を取り込みながら行う有酸素運動が効果的。代表的なものとしては、ウォーキングやジョギング、水泳などが挙げられます。

さらには無酸素運動である筋トレも組み合わせれば、より新陳代謝がアップして、お腹の脂肪が落ちやすくなるだけではなく、太ももやお尻など、体の様々な部位が引き締まります。

お腹の脂肪を落とすための運動

ここでは、お腹の脂肪を落とすために効果的な運動を、具体的にご紹介していきます。これならできそう!やってみたい!と思えるものがあれば、どんどん実践していってくださいね。

スクワット

「スクワットは、太ももや足に効果が出るんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

スクワットは、足だけでなく、お腹周りはもちろんのこと、体全体の引き締め効果が期待できる運動です。1回あたりの消費カロリーは、なんと腹筋の50回分以上!効率的に体の基礎代謝を高め、痩せやすい体質づくりに一役買ってくれるはずですよ。

スクワットのやり方

  1. 肩幅くらいに足を広げて、まっすぐ立つ
  2. 両足のつま先を、やや外側に向ける
  3. 手は頭の後ろに軽くそえるか、胸の前で組む
  4. 腰を真下に向かってゆっくり落としていく(このとき息はゆっくり吐く)
  5. 太ももが床に対して平行になるくらいまで腰を落としたら、その状態で3秒キープ
  6. 姿勢が前のめりにならないように、上にゆっくり腰を持ち上げる(このとき息は鼻から吸う)
  7. 元の姿勢に戻ったら、再びまっすぐ立つ
  8. 4〜7を、10回から15回くり返して1セット完了
  9. 30秒〜1分休憩して、合計3セットくり返す

ツイストクランチ

名前は聞き覚えがなくても、実際にツイストクランチをしている動画を見てみたら、「あ〜これね!」と見覚えがある人もいるのではないでしょうか。

この運動は腰をひねることで、腹直筋とおなかの横にある腹斜筋を重点的に鍛えることができる運動ですが、無理をすると腰を痛めやすいので、やりすぎは禁物ですよ!

ツイストクランチのやり方

  1. あおむけに横になって、右ひざを90°になるよう曲げる
  2. 左腕のひじと、右ひざが近づくように上半身をねじりながら起こしていく(このとき息はゆっくり吐く)
  3. ひじとひざを限界まで近づけたら、そのまま2秒ほどキープする(呼吸まで止めないように注意する)
  4. ゆっくりと上体を元の位置に戻す(このとき呼吸はゆっくり吸う)
  5. 今度は左右を入れかえて、1〜4を左右合計30回くり返して1セット完了
  6. 30秒〜1分休憩して、合計3セットくり返す

継続することが大事

どんな運動も、すぐに効果が出るものではありません。毎日コツコツと継続してやることで、「あれ?ちょっと引き締まってきてる?」と実感できるようになってくるはず!もともと運動しない人にとっては大変なことですが、まずは1か月継続してみて。

理想の体型の写真や、目標を書いた紙を壁に貼っておくのも、モチベーションの維持に効果的ですよ。

「お腹まわりが気になる、引き締めたい」という方はこちらの記事もどうぞ。