健康のため、ダイエットのために運動をしたいけど、運動をするタイミングが分からない・・・。

食後すぐの運動は避けた方がいいんだろうけど、一体どれくらい空ければいいのだろう?食後より食前の方が効果的なのかな? という疑問を持っている方も多いと思います。

今回はそんな疑問をお持ちの方へ、食事前後に運動をするオススメのタイミングや、どういった運動が向いているのかをご紹介します!

食後の運動は何時間空けたらいい?

食後の1時間〜2時間後が運動に最適なタイミング

食後の運動は「1時間〜2時間」空けて行うのが身体への負担が少なく、ダイエットにも効果的です。

食後は食べたものを胃で消化しますが、消化するためには胃に血液を集める必要があります。この時に運動をしてしまうと胃に十分な血液が集まらず消化不良を起こしてしまいます。

身体に負担をかけないためにも食事直後の運動は避け、食後1時間以上経ってから運動をするようにしましょう。

糖分が脂肪に変わるのをふせぐ

また、食事をすると血糖値が上がり、その血糖値を下げるためにインスリンが分泌されるのですが、このインスリンは血中の糖分を脂肪に変えることによって血糖値を下げています。

食事の後の血糖値は、食後30分経から徐々に上がり始め、1時間後に血糖値のピークを迎えます。

この血糖値が上がっている時に糖分を消費するような運動をするとインスリンの分泌を抑えることができ、糖分を脂肪に変えることを抑制できるのです。

食後にオススメの運動

運動には大きく分けてウォーキングのような有酸素運動と筋トレのような無酸素運動がありますが、血糖値を下げるのに効果的なのは筋トレのような無酸素運動です。

食後にジムに行ってウェイトトレーニングができたらとても効果的ですが、忙しい毎日の中ではジムに行く時間は取れないという方が多いと思います。

ですので、まずは自宅でスクワットやダンベル運動をすることから始めてみましょう。

しかし食後はできればのんびり過ごしたいですし、1時間経つ頃には運動することを忘れてしまう・・・ということになってしまうので、私は食事が終わったらスマホのタイマー機能で1時間後にアラームを鳴らし、アラームが鳴ったらスクワットをするようにしています!

食前の運動はどうしたらいいの?

食前にオススメの運動

食前の運動は、食後と違い空腹の状態で運動を行うことになります。この空腹状態でオススメなのはウォーキングなどの有酸素運動です。

有酸素運動をするとエネルギーを消費します。食事の後のように血中に糖分がある場合は血中の糖分から消費していきますが、食前は空腹状態で血中の糖分がないため、身体に蓄えられた脂肪をエネルギーとして消費しやすくなるのです。

「食前に有酸素運動」とは言っても、ご飯を食べる前にウォーキングの時間を取るのは難しいですよね。

ですので「会社から帰宅する時に一駅手前で降りて早歩きで自宅まで帰る」「帰宅中はエスカレーターやエレベーターを使わずに全て階段を早足で上り下りする」というように通勤時間を有酸素運動に変える方法をオススメします!

食前に避けた方がよい運動

反対に食前の運動でオススメできないのが筋トレです。

筋トレは大量の糖分を消費します。血中の糖分が不足すると筋肉をエネルギーに変えようとするため、筋トレをしているのに筋肉が減ってしまうと逆効果になってしまうため、空腹時の筋トレは避けるようにしましょう。

まとめ

食前の運動

  • ウォーキングなどの有酸素運動をすると身体に溜まった脂肪を消費できる。
  • 筋トレなどの無酸素運動は筋肉を減らしてしまうので避けた方が良い。

食後の運動

  • 消化を妨げないよう1時間空けてから運動を行う。
  • 筋トレなどの無酸素運動を行い、血糖値を下げると食べたものが脂肪に変わりにくい。

食前の運動と食後の運動は、運動の効果、向いている運動が違いますので、ご自身の目標や生活リズムにあった運動習慣を取り入れてみましょう!

それぞれのタイミングによる運動効果を理解すれば、短時間でも効率よく結果を得ることができますよ!